お祝いの席に招かれたときに祝儀を差し出すのは、喜びの気持ちをお金に代えて相手に伝えるものですから、お札は折り目のない新しいもの、またはそれに近い、汚れていないものを包みます。祝儀袋は、金額の多少にかかわらずなるべく上質で、金銀か紅白の水引がかかったものにし、豪華さとおめでたい雰囲気を出すようにします。表がきが印刷されているのし袋でかまいませんが、自分で書く場合は、「寿」「祝御結婚」「御結婚御祝」のいずれかにし、下段の名まえを書くところにはフルネームを記します。肩書を書くときは右眉に小さく記します。なお、慶事の場合の表書きは、濃い墨を用いて毛筆で書くのがマナーです。会場の受付に差し出すときは、新郎へのお祝いなら新郎の名まえを左肩に小さく書いておくと、新婦へのお祝いと混同しなくていいものです。2人以上でまとめて金品を贈るときは、表書きに注意する何人かの同僚や友人が連名で金品を贈ることがありますが、そのようなときは、名まえの書き方に決まりがあります。
慶弔、つまり慶事や弔事とは、人が人生の間に出会うさまざまなお祝い事や、悲しいできごと、儀式やしきたりなどです。人は、時には自分がその主役になり、また、時には他人の慶事や弔事にふれて、喜び合ったり悲しんだりして生きていくのです。そういったお付き合いがめんどうである、できればしたくないという方もいらっしゃるでしょうが、人間はその部分をはずしては生きていけないものだと思います。しきたりというと、一見、古くさいもののように思えますが、そこには人間関係を円滑に運ぶための先人の知恵がたくさん詰まっており、実に合理的にできています。時代とともに移り変わっていくものではありますが、そのよい部分は現代の生活に充分生かし、受け継いでいくべきものです。
あなたが一人で接待するということは、まずないでしょう。しかし、接待する人数が多いときは、上司のアシスタントとして、接待の場に臨席することがあるかも知れません。そんなとき、ただ上司の横に座って食事をパクついているだけでは、アシスタント失格。あとで上司にドヤされます。アシスタントはアシスタントの役割があるのです。まず、接待する側は、約束の15分前には店に到着していなければなりません。そして、ちゃんと予約が入っているか、席は、料理は、と、こちらの注文どおりかどうか確認します。このあたりのことは上司の指示にしたがってください。もちろん「確認してきます」と上司に言うべきです。また、客がくる前に、自分の席を上司に確認しておくこと。基本的には、下座の上司の横につらなります。